会期は終了しました

展覧会概要



書を世界大スケールの表現に深化させた、
石川九楊の全書業を一堂に。


厳選三百点を前後期に分け一挙大公開
書とは言葉の表現であり、ゆえに書は文学である──
現代における書の美をひたすら追究し、
言葉と格闘し続けてきた九楊の全軌跡。
代表作ほか初公開・未公開を含めた
厖大な作品群をラインアップ、
前期・後期に分けたロングラン展覧会としてご案内します。





作品紹介20246830

作品紹介20247328




会場

上野の森美術館(東京)


主催

石川九楊大全実行委員会
日本経済新聞社
上野の森美術館


協賛

株式会社思文閣
サントリーホールディングス株式会社
八海醸造株式会社
三洋化成工業株式会社
笠原健治(株式会社MIXIファウンダー)
株式会社グラフィック
株式会社SCREENグラフィックソリューションズ
株式会社モリサワ
キンキダンボール株式会社
吉田浩一郎(株式会社クラウドワークス)
株式会社サンエムカラー
大塚オーミ陶業株式会社
カモ井加工紙株式会社
京都精華大学

協力

株式会社ほぼ日
株式会社竹尾
株式会社ミネルヴァ書房
株式会社左右社
市之倉さかづき美術館
文字文明研究所




石川九楊(いしかわ・きゅうよう)


書家。1945年福井県生まれ。京都大学法学部卒業。京都精華大学教授、文字文明研究所所長を経て、現在、同大名誉教授。「書は筆蝕の芸術である」ことを解き明かし、書の構造と歴史を読み解く。評論家としても活躍し、日本語論、日本文化論は各界にも大きな影響を与える。作品制作・執筆活動、いずれの分野でも最前線の表現と論考を続け、制作作品は二千点以上、著作刊行は百点を超える。


受賞歴

サントリー学芸賞(1990)『書の終焉』(同朋舎出版)
京都府文化賞功労賞(2000)
毎日出版文化賞(2002)『日本書史』(名古屋大学出版会)
日本文化デザイン賞(2002)・京都新聞大賞文化学術賞(2003)
大佛次郎賞(2009)『近代書史』(名古屋大学出版会)
京都市文化功労者(2021)

作品

『歎異抄』(二十一連作)、『源氏物語書巻 五十五帖』
『9・11シリーズ』『3・11シリーズ』『碧梧桐一〇九句選』など。
制作作品は既発表1000点、未発表1200点を超える。

作品集

『氷焔』(原色社)
『しかし』(思文閣出版)
『自選自注石川九楊作品集』(新潮社)
『石川九楊作品集 俳句の臨界 河東碧梧桐一〇九句選』(左右社)
『歎異抄』(京都書院)など。

著書

『書の風景』(筑摩書房)
『筆蝕の構造』(筑摩書房)
『二重言語国家日本』(東京大学出版会)
『石川九楊著作集』全12巻(ミネルヴァ書房)など。
これまでに百冊以上を上梓。

編著

『書の宇宙』全24巻(二玄社)
『蒼海 副島種臣書』(二玄社)など